岩手ハンドボール応援ページ－大会戦評

＜戦評＞
◎女子準決勝　矢巾23(13-7,10-10)17大宮
　前半から両チーム積極的な攻撃が目立ったが、大宮のミスをついて矢巾の確実なパスからディフェンスをつくシュートが入った。矢巾は立花を中心にゲームを組み立て、速攻も続けて決めた。後半も大宮は松田が中心となって攻撃をしていったが、判断力と足の動きで勝った矢巾がドリブルカット、パスカットからシュートに持ち込んだ。ディフェンスも厚く最後には大宮に４連続得点を許したが地力に勝る矢巾が逃げ切った。
◎女子準決勝　北陵16(6-6,10-8)14下小路
　盛岡市の大会優勝の下小路に北陵がチャレンジする戦いとなった。開始早々、下小路・横浜が先制し３－０までリードするが、硬さがとれてリズムが良くなってきた北陵が８分過ぎにようやく及川の得点で盛り返す。その後は一進一退の攻防が続き、６－６で前半を折り返す。後半も下小路は堅守からの速攻、北陵は中村を中心とした攻撃でシーソーゲームが展開される。後半１１分過ぎに北陵は３連取するが、終盤に退場が相次ぎ再三下小路の攻撃を許したが北陵ＧＫ佐々木の堅守も光り１６－１４で北陵が逃げ切った。
◎女子決勝　矢巾19(9-8,10-9)17
矢巾が持ち味の堅守からの速攻で得点をあげれば、北陵は中村のロング、サイドの走り込みで加点し、緊迫したゲームが展開された。スピードに勝る矢巾が１点リードで前半を終えた。後半も両者互いに譲らないゲームとなったが、矢巾はポストシュート、カットインで加点しリードを奪う。北陵はオールコートマンツーで逆転を狙うが、走力に勝る矢巾が２点差で北陵を振り切った。

◇男子準決勝　矢巾26(16-5,10-15)20矢巾北
　スピードに勝る矢巾が地区大会同様に圧倒的力の差をみせつけるかに思われたが、矢巾北は鷹木、中野を軸に冷静な判断で矢巾のカット狙いをくずした。しかし、決め手に欠く矢巾北のミスをついて確実に速攻で得点を重ね矢巾が大量リードで前半を折り返した。後半、矢巾・菊池の力強いロングが決まりさらにリードを広めた。しかし、矢巾北ＧＫ大山のファインセーブで息を吹き返し中野、日澤らが５連取し追いつこうとしたが、あと一歩及ばす、矢巾が決勝進出を決めた。
◇男子準決勝　北松園34(14-10,20-13)23城西
　立ち上がり、勢いで勝っていた城西が前半１０分過ぎまでリードした。しかし、展開力がある北松園はじわりじわりと追いつき引き離しにかかった。城西は高橋を軸に北松園ディフェンスを崩しにきたが北松園ＧＫ田村の攻守に阻まれた。城西は北松園高橋、菊池にマンツーをかけるが両サイドから得点を重ね点差を広げ始めた。後半も北松園の勢いは止められず次々に得点。城西ＧＫ工藤も必死にシュートをとめるが総合力で勝る北松園が堂々の決勝進出を決めた。
◇男子決勝　北松園26(13-9,13-13)22　矢巾
　今年最後の公式試合にふさわしい攻守にレベルの高い緊迫した好ゲームを繰り広げた。前半、北松園は菊池を起点に高橋一、高橋昇の小気味よいロング、カットインで得点。対する矢巾は菊池のジャンプシュートなどで応戦するが北松園ＧＫ田村の再三の攻守に阻まれなかなか得点できず北松園がリードを保って前半を折り返した。後半、運動量が持続している矢巾は菅原のポストプレーなどで猛追。一時は２点差まで詰め寄ったが、一度もリードを許さなかった北松園がそのまま押し切り念願の初優勝を飾った。

☆優秀選手☆
＜男子＞
田村　知也、菊池　雄太、高橋　一誠、川口　渉（以上北松園）菊池　一平、高倉　太一、佐藤　政治（以上矢巾）大山　千尋、鷹木　友樹（以上矢巾北）
谷藤　航（上田）山口　光太郎（黒石野）
齋藤　俊紀（花巻北）奥寺　祐二（見前南）
高橋　和希、新村　崇洋（以上城西）
＜女子＞
高橋　依里奈、小向　里恵子、立花　亜由美、松阪　綾美（以上矢巾）沓掛　絵里奈（城西）松田　杏里、
菊池　理奈（以上大宮）磯野　有里（見前南）
山口　彩、横浜　里沙（以上下小路）
鈴木　久美（松園）中村　遙、藤村　冴香、及川　彩
（以上北陵）、高橋　祐美子（矢巾北）